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 子供の頃、この辺りに友達の家があって、よく遊びに来てたな‥‥という界隈を約15年ぶりに歩いた。
 友達の家はもうなかったけど、界隈の様子はあまり変わっておらず懐かしい。歩いているうちに、ある空き地を見つけた。公園に隣接する中途半端な空き地で、私たちはよくここで遊んでいた。
 ここで足を怪我したこともある。サッカーボールより少し小さいぐらいの大きさの、やけに丸い石が唐突に落ちており、馬鹿な子供だった私はなぜか、それをサッカーボールに見立てて蹴った。足の甲に激痛が走り、翌日になると痛みが治まるどころか腫れてきたので、病院に行ったのを覚えている。

 そんなことを思い出しながら空き地を眺めていると、“まさか!” というものが目に入り、空き地の中に引き寄せられた。

 こ、こ、これ、あの時の石!?

まるい石

 ちなみに、ここにも、この付近にも、他にこんなに丸くて大きな石は見当たらない。この風景の中では、当時も今も異質な感じのする石だ。
 これは、当時と似たような別の石かも知れないけど、15年以上も前のあの石かも知れない。15年間、変わらずここにあったのだと考えたい。この土地がずっと使われていないなら、この石をどける理由もないだろう。
2016/06/08(水) permalink
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