今日はパン屋を出たところで、同じパン屋から出てきたかわいい女子高生に話しかけられた。
「そのスニーカーってどこに売ってるんですか?」
私はそのとき、キャンパス地でちょっと変わった柄のスニーカーを履いていた。教えてあげたくて懸命に思い出すとアマゾンだった。味気ない答えだけど事実だからしょうがない。
「アマゾンってアイホンでも買えるんですか?」
「う、うん、たぶん」
せっかくなら、かわいいお店とか教えてあげたかった。
「ここのパン美味しいよね」
なんて映画みたいに会話を続けて先輩風を吹かせたかったけどそうはならない。
ちなみに “iPhone” を “アイホン” と書いたのは、私にとっての女子高生のイメージである。女子高生が発するiPhoneは、“iPhone” ではなく “アイホン” なのだ。
やっぱりかわいい子は他人に話しかけるときにも真っ直ぐで屈託がない。私にはできないことだ。たぶんネガティブな反応をされたことがないんだろうなと思う。