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 私は、秘密にしておきたいような下らない本を数冊出版しており、その際、私が使っているペンネームは2つある。
 ペンネームAでは内面的で赤裸々なものを書き、ペンネームBでは与えられたテーマに沿ったものを書いている。 
 これらのペンネームは、関係者と、親しい友人2名と、前の恋人しか知らない。

 この度、ペンネームBのほうがなぜか親にバレてしまったらしい。実家に隠すようにその本が閉まってあるのを見つけてしまったのだ。決して親が偶然買うような本ではない。
 考えてみれば、ペンネームBのほうは少しガードが甘かった。私の本名を少しいじっただけだが、親はググるような人じゃないので甘く見ていた。これで親を責めることはできない。親にだって、出版されている本を買う権利ぐらいはある。

 わかったときは絶望の目眩がしたが、ペンネームAのほうじゃなかったのは不幸中の幸いだ。しかし、ペンネームBのほうでの執筆活動が心から楽しめなくなるのは痛すぎる。
 親は何も言って来ない。まあ、隠してあるぐらいだから、そういうことなんだろう。でも、それがちょっと気持ち悪い。
 有名人が、その活動を周囲に知られてしまうのは、有名税と言えるかも知れないが、私はこれっぽっちも有名でもないし、儲かってもいない。出版に関しては、時給に換算すると悲しくなるような額しかもらっていないのに‥‥。

 思えば過去に私は、本人は隠しているつもりの友人のブログを見つけ、密かに読んでほくそ笑んでいたことがある。そんな私も気持ち悪いだろう。そのバチが当たったのかも知れない。ごめんなさい。
2017/02/16(木) permalink
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