成り行きにより、主婦をやっている友人の家でランチをご馳走になった。目玉焼きとソーセージと野菜スープとトーストという、どうってことないメニューだ。
でも、美味しい。
あれ? ほんとに美味しい。
なにこれ、美味しいな。
そんな感じだった。特に野菜スープが美味しくて、作り方を尋ねてみたら、“聞いてもどうせ私は作らないな” というほど手間がかかっていた。
ほか、ただのソーセージも、炒める前にちゃんと包丁で切れ目を入れていて、それだけでずいぶん脂が抜けて美味しくなるもんだ、そりゃよくやるわけだと関心した。
彼女は寿退社のとき、会社でもらった寄せ書きを1週間で断捨離した奴だけど、いい奥さんだ。